幼稚園受験
学習面
試験の環境を想定したシュミレーションを
2歳のお子様にとっては、ほとんどのことが初体験。
試験会場に初めて見ることがあれば、そちらに気をとられて試験どころではなくなります。たとえばミッション系の幼稚園を受験するなら、厳かな雰囲気やシスターに慣れておくことも必要です。家庭以外のさまざまな場所に連れて行き、母子分離にも慣れさせましょう。
生活面
体調管理に気をつけて生活リズムを崩さない
病気に感染しやすい年齢ですので、体調管理には充分気をつけてください。予防接種が間に合うようであれば受けておくのも一手。また、上にお子様がいらっしゃるご家庭では、夏休みからの園・学校生活の切り替わりで生活リズムが崩れてしまうことも。夏休みに身につけた早寝早起きの習慣をしっかりキープしましょう。
小学校受験
学習面
意欲・自信を高めてモチベーションを保つ
これまでに培った力を本番で発揮するために、実践的な練習をしていく必要があります。インプットからアウトプットへ切り替える時期です。具体的には、模擬テストを受けること、受験に向けての意欲・自信を高めることなどがあります。最高のモチベーションで受験に向かえるよう、継続的にほめていくことが大切です。
生活面
園生活とのバランスを考慮した生活を秋の園生活は行事が目白押し。夏の疲れが出てくる時期に行事の練習が重なり、体力を消耗しやすくなっています。体調管理に充分配慮しつつ、意欲的に過ごせるようにしたいものです。ご家庭によっては、受験に向けて登園を控えるお子様もいらっしゃいますが、午前中は活発に過ごした方が心身ともに安定します。
ハードな学習は夏で終了
試験に通用する実践力を夏期講習を経たお子様の頭の中は、これまで学んできたことが系統立てて整理された状態にあります。今後は新しく何かを獲得することよりも、本番でしっかり力を出すための実践力養成がポイントになります。具体的にはまず、受験に向けた意欲・自信があるかどうかをチェックしましょう。意欲・自信に満ちた状態で試験に臨むには、継続的にほめることが大切です。入試が近づいてくると、できていないことへの焦りを強く感じてしまいますが、できていることに目を向けて、お子様のこれまでのがんばりを認めましょう。
次に、試験のシュミレーションをしておくことも大切です。幼児の場合、試験会場で初めて見るものに心を奪われてテストに全く集中できなかったという声は珍しくありません。模擬テストを受けることはもちろん、志望校に合わせた筆記具の使い方や、音源からの指示を聞きとる練習もしておきましょう。
また、体調管理を第一優先に、生活リズムを崩さないよう注意してください。夏休みが終わって園生活に戻るお子様も多いですが、早寝早起きなど夏休み中に身につけたよい習慣は継続し、受験を意識して生活してほしいと思います。とはいえ、この時期に学習時間を増やしたり、テレビの時間を減らしたりすることは望ましくありません。これまでと変わらない落ち着いた生活が、お子様の心身の安定をもたらします。