志望校を選択するためのヒント
私立小学校を受験するにあたって、どこの学校を志望するかは大切な問題です。
ご両親の希望とあわせて、お子様の資質や個性を考えた上で、
その学校の教育理念や校風などを十分に理解して選択されることをおすすめします。
私立小学校を志望する目安として、まずその小学校が中学・高校・さらには大学を併設した教育一貫校か、あるいは受験校なのかという基本的な選択肢があります。
次には男女共学か別学かという区別があります。
そして最後に宗教系か無宗教系かという分類があり、この3つを意識しながら学校選びをなさってください。
志望校の選択について
上記の選択肢の中で、いろいろな条件を比べて一番の決め手になるのは、ご両親が将来お子様にどうなってほしいかということです。その将来像と、学校が掲げている想い(理念)が一致しているかどうかを、よく確認してください。学校が有名だからというだけで受験させたいという方もいらっしゃいますが、本質が理解できていないと、あとあと困ることになるかもしれません。
また校風ですが、雰囲気の自由度からいえば、一貫校で、無宗教で、共学校というのが一番自由な感じです。一方、男女別学で、宗教がある学校は一番規律がきちんとしている感じがあります。お子様をきちんとさせたいのか、ある程度のびのびと育てたいのかの分かれ道です。
入試の形式、傾向がその子に合っているかどうかもあります。たとえばペーパーが得意な子もいますし、行動観察課題が得意な子もいます。みんなの前では気持ちが引けてしまうようなお子様なら、個別テストでじっくり見てもらえる学校がいいかもしれません。
あとは説明会や見学会のたびに、足しげく学校を見に行くことをおすすめします。実際に足を運ぶことで感じられるものが大事なのです。
願書提出は10月からですが、早ければ早いほど受験対策がとれるので、できれば春の終わりごろ、遅くとも夏には最終決定できるように計画したいものです。