2008年度入試まで、残すところあと半年。もう半年しかない!と、お母様の焦りはつのる一方…。お子様も、進級など生活環境の変化も加わり、不安定な状態に…。「新年長の春」は、親子ともに不安定になりやすくさまざまな壁にぶつかってしまう、要注意の時期なのです。でも、ご安心ください。昨秋合格されたお母様方に取材した結果、多くのお母様がさまざまな壁にぶつかっていたことがわかりました。今回の特集では、ぶつかりやすい壁の実態と、先輩お母様たちがどのようにしてその壁を乗り越えたのかをご紹介しています。この特集を読んで、ご家庭なりの「3つの壁」対策を立案し実行すれば、きっと無事に壁をのりこえられるはず。ぜひご参考になさって、半年後の「合格」を勝ち取ってください。
新年長の春にぶつかりやすい壁 その3情報収集の壁
非公開の部分が多く、情報が手に入りづらい小学校入試。だからこそ飛び交う、ウワサやデマ。普段なら「そんなのウソよ~」と笑って聞き流せるけれど、残り半年のこの時期になると、ついつい本気にして振り回されてしまうことが多いもの。先輩お母様方は、どのようにして〝情報収集の壁〟を乗り越えたのでしょうか?
ウワサの渦にのみこまれた…!
体操服、ハンカチ、ティッシュ、運動靴、靴下などに至るまで○○メーカーで揃えると合格する、などの話が本当なのか、ウワサやデマなのかわからず、とても不安になりました。また、縁故がないと合格できないという話もあり、お母様の中には縁故を探されるような方もいて、びっくりしました。
耳に入る話が全て正しい気がしてしまい、聞き流そうと思ってはいたものの、結局はいろいろなウワサに惑わされることがありました。
△△学校は今年特に倍率が高いから絶対に無理、××学校は親が出身でないと無理などというお話をお母様どうしでしていて、とても不安になりました。
そんな壁をこうして克服!
入試が近くなると何かにすがりたくなる思いはありましたが、私は、受験する学校はそんなことで合否を決める学校ではないと信じ、それ以降は全くそのようなウワサには耳を貸しませんでした。案の定、息子は○○メーカーの体操服は着ませんでしたが、合格しました!
受験しようと考えている学校について、いろいろな人から様々な情報を聞きます。それはよいことばかりではなく、悪いうわさも含まれます。後から冷静になって考えればありえないことでも、そのときは本当のように信じてしまうこともあるでしょう。少しでも疑問を感じたら、先生方に聞いてみてください。確かな情報のみを信じ活用するようにしてください。「小学校受験は親の受験」…よく聞く言葉ですが、情報を取捨選択するという意味においては、その通りだと思います。「○○のバッグだと合格しやすい」「△△は紺色の服だと落ちる」「××はコネがないとダメだ…」全て嘘です!
ウワサは信じない。先生に確認することが確実だと思います。
過剰な情報には惑わされないで!大半は、根拠のない噂です。
たくさんのお子様を見てこられた先生のご経験に基づくアドバイスを、一番大切にしました。
たくさんの情報やウワサが流れがちですが、惑わされずに、ご自分の目と伸芽会の先生方を信用していれば心配ないと思います。
先生のアドバイス
とにかく、正しい情報を持つプロに相談するのが一番です。
誤った情報に振り回されて、お子様をも巻き込んでペースを乱してしまっては大変!例えば、××ブランドの服を着ないと合格できない、○○の写真館で写真を撮ると合格できる、といったウワサが出回ることが多いですが、そのほとんどは不確かなもの。情報源が少ないとついつい目の前の情報に飛びついてしまうものですが、そこは冷静に。情報の発信源は、実は合格者ではない場合もあるものです。合格した方は、周囲に配慮し言葉を控えていることが多いことを心得ておきましょう。心配なときは、どんな小さなことでも私たち伸芽会教師にご相談ください。正しい情報と長年の経験をもとにアドバイスさせていただきます!
いつでもご相談ください!
ご家族の固い絆があれば、壁は乗り越えていけます!
小学校の入学試験の目的は、ひとことで言えば、年齢に応じた発達度を見ることです。学校は、元気で明るく、素直で、知育・徳育・体育の3つの能力がバランスよく育っている子どもを選んでいるのです。そうした子どもを育てるには、ご両親の育児の姿勢、その子を取り巻く環境が重要です。つまり小学校入試のポイントは「ご両親が実践している、家庭教育の方針」です。入試の道のりには、焦りでイライラすることも、あれもできないこれもできないと思うことも、他人のウワサに惑わされることもあるでしょう。そのときこそ、ご両親の教育方針の確かさが試されます。ご家庭でよく話し合い、確かめ合って、揺るぎない教育方針をもち、どっしりと構えていることが大切です。まずは、お子様に将来どんな人間になってほしいかという、青写真を胸に描いてみましょう。皆さまが壁を乗り越え、半年後の「合格」を勝ち取られることをお祈りしています。