ちゃんと人の話を聞くことができ、話を理解して自分で考えて、行動できる―。自分の子どもにこのような力が備わっていたら非常によいと思いませんか?学校が子どもに求めていることも全く同じです。特別な力を要求しているわけではありません。年齢相応に「聞く・話す・考える」力が備わっているか、と言ったその子の伸びる可能性をみたいのです。しかし、少子化や地域社会の希薄化など、子どもを取り巻く社会が偏ってきている中で、〝年齢相応の力〟が正しく理解されていない現実があるようです。今回は、この「聞く・話す・考える」力とは何か、そしてその力を伸ばすヒントとコツをお教えしましょう。
ちゃんと人の話を聞くことができ、話を理解して自分で考えて、行動できる―。自分の子どもにこのような力が備わっていたら非常によいと思いませんか?学校が子どもに求めていることも全く同じです。特別な力を要求しているわけではありません。年齢相応に「聞く・話す・考える」力が備わっているか、と言ったその子の伸びる可能性をみたいのです。しかし、少子化や地域社会の希薄化など、子どもを取り巻く社会が偏ってきている中で、〝年齢相応の力〟が正しく理解されていない現実があるようです。今回は、この「聞く・話す・考える」力とは何か、そしてその力を伸ばすヒントとコツをお教えしましょう。
“ちゃんと人の話を聞くことができ、話を理解して自分で考えて、行動できる―。自分の子どもにこのような力が備わっていたら非常によいと思いませんか?学校が子どもに求めていることも全く同じです。特別な力を要求しているわけではありません。年齢相応に「聞く・話す・考える」力が備わっているか、と言ったその子の伸びる可能性をみたいのです。しかし、少子化や地域社会の希薄化など、子どもを取り巻く社会が偏ってきている中で、〝年齢相応の力〟が正しく理解されていない現実があるようです。今回は、この「聞く・話す・考える」力とは何か、そしてその力を伸ばすヒントとコツをお教えしましょう。
A解答は?決まった正解はありません。
この絵を見て、この子はどんな発想をするのかな?―どんな体験をしてきたか、自由に考えることができるか、お話しすることを楽しめるか…。教育の柱として「感じる心」「考える力」『行動する活力』を挙げている青山学院らしい問題です。ここ数年、小学校入試では、このような子どもの豊かな感性をみる問題が増えています。この問題も、〝自分の体験から場面を読み取って、絵の人物に自分を置き換えて想像し、それを言葉で表現する〟といった「聞く・話す・考える」力を多面的に問い、さらに、偏った知識教育では育たない、子どもの可能性をみようとしているのです。
ご家庭でできる「聞く力・話す力・考える力」を伸ばすコツ。
環境に左右されず、「聞く・話す・考える」ことができますか? 「名門小学校へ入れたいから…」到達点を受験だけに置いて、正誤にこだわった家庭学習をしてしまうと、子どもを追い詰めて、素直に伸びようとする芽をつみ取ってしまいます。子どもの意欲や好奇心を活かしながらお母様自身も子どもの成長を喜んで、そして「これから生きていく社会で必要な力を育てていく」という意識を忘れないことが大切です。
「ねえねえ、お母さん!あのね、僕ね…」どんなお子様でも、ご家庭ではお母様をつかまえてこんなふうに楽しそうに話し出すものではないでしょうか。子どもは本来〝知っていることを話したい〟また〝話したいから知りたい〟という欲求を持っています。系統立てた学習をしていない未分化な段階の幼児にとって、知る=「理解力」と、話す=「表現力」は切り離せない表裏の関係で、この欲求は子どもらしい素直な感情といえます。ではお子様がご家庭から外へ出たときはどうでしょう?初対面の方に挨拶ができなかぉつたり、初対面のお友だちの中で萎縮してしまったり、家での姿とは違うということはよくある話です。しかし、入学試験は、まさにこのような環境。親元を離れ、初めての場所で、初めてのお友だちとグループにを作り、初めて会った先生の指示を聞いて、行動に移さなくてはいけません。どのような場所においても積極的に、「聞く・話す・考える」ができることは、大人が思うほど簡単ではないもの。そのためには、場に左右されない、経験に基づく「意欲」=モチベーションが必要なのです。 親子の対話が、子どもの意欲を引き出す鍵。
それでは、ご家庭でどうやって子どもの意欲を伸ばせばよいのでしょうか?実は、子どものモチベーションを上げるために一番重要なことは、親子の「対話」です。「対話」の積み重ねによって話す喜び・聞くことの楽しさを実感していきます。それには親がちゃんと子どもの言葉に耳を傾けて、子どものレベルに降りて話をしてあげることが必要。たとえば、ご自宅で問題を解いて間違えたとしましょう。「なにやってるの!こうしなさい!」と結果だけ教えても、何の解決にもなりません。一緒に並んで、子どもがどう考えているのかを探してあげる。「ここを勘違いしたのね…わかったわ。じゃ、お母さん、いいこと教えてあげる。こうやって考えてみたらどう?」と、思考のボタンをかけ違えている箇所を見つけてあげることが重要です。「対話」がなされずに、一方向の強制・命令ばかりになると、子どもは居心地が悪くなって、話をすることに対する意欲と自信を失ってしまいます。 「助かったわ、ありがとう」といわれる体験が、自信に。 小学校受験まで、あと何か月…と逆算すると、このペースで大丈夫かしら?と不安に感じることもあるでしょう。幼児にはこれまでに体験したことが、年中・年長の間で、一気につながり始める時期がきます。ですから焦らず、根気よく、またお母さん自身も楽しんで「聞く・話す・考える」練習に取り組んでみましょう。受験のシュミレーションにもなる最適な方法は、お手伝いです。簡単なお手伝いをさせ、まずは、できたところをほめてあげること。できなかったところは「じゃあ、今度はここをこうしてみようか!」と教える。「10ほめて、1指導」がちょうどよいくらいです。お母様の役に立てたという実感は、子どもにとって大きな喜びです。教室での体験もそうですが、こうしてご家庭でも、体験を積み重ねることで自信をつけ、環境に物怖じせず、「聞く・話す・考える」力を発揮できるようになるのです。
伸芽会授業レポート こんな楽しい授業で、子どもの力を無理なく伸ばす!
言語表現力 推理力 発表力 推理ゲーム「何が入っているかな?」
お友だちの質問やヒントを聞きながら、袋の中身を推理し、発表するという「聞く・話す・考える」の3つの要素がバランスよく盛り込まれた、学習院、青山学院コースの授業です。実際の考査で自信を持って話す力を伸ばすねらいで、語彙力、表現力高めるカリキュラムとなっています。
先生から「聞く・話す・考える」際に必要なことは、実は「自己肯定感』。自信が持てない子どもは、自分の考えが合っているかどうかと不安になってしまいます。ご家庭では「できた、できない」「よい、悪い」などの評価語を減らして、「ありがとう」という感謝の言葉などで機会を逃さずにほめてあげてください。自分が役に立っている、認められていると感じ、自信を生む大切な言葉です。
判断力 行動力 推理思考力 小石で遊ぶ「重さ比べ」~「絵を描こう」
缶の中身を見ずに、5種類の石を当てる→重さを比べる→混ざった石を元通りにわけるという課題。用意さえたいろいろな道具をヒントに、使いかたを考えながら、喧々諤々…。グループで話し合い、協力しながら試すといった慶應コースの授業は、社会性・協調性に重点をおいています。
先生から 子どもは本来、遊び心や、想像する力を持っています。伸芽会では、自由な発想をしやすくするきっかけを与える授業を行いながら「人ろ違うことを恐がらない、人と違う発表が認められる」土壌をつくっています。「人と違ってはいけない・恥ずかしい」という意識は、考える芽を摘み取ってしまいます。「自分で考え、自分の発想が認められる」体験を積ませてあげましょう。
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