面接まで30日 まずはここから!願書作成テクニック Point1 「キレイ」よりも「丁寧」を意識しましょう。 Point2 書いた原稿は、時間をおいてから見直しを。
特別な指示がないかぎり、記入日ではなく提出日を。 名前は戸籍通りに(簡易身体にしない)。 幼稚園名、保育施設、その他幼児教室名、絵画、音楽、体操教室などを記入。 正確に記入すること。記載事項が事実と異なっていると、最悪の場合、入学取り消しも…。 スペースが狭い学校が多いので、簡潔明瞭にまとめましょう。 枠がない場合は、鉛筆で薄く罫線を引き、書いた後で消すときれいに揃います。 ホワイトでの修正は誠意に欠ける印象があります。 学校の教育方針と一致するよう心がけましょう。 手の下に紙を敷き、手の汗で紙がふやけるのを防ぎましょう。 筆記具は慣れたものを。黒インクや黒のボールペンが一般的。 特別な指示がない場合は、最終学歴や在学校名(学年)などを書くのが一般的。 ○○株式会社総務部経理、△△病院内科など、具体的に。 かすれ、欠け、薄いなど失敗が多いので、下敷きを使うなどしっかりとした印影が出る押し方を練習しておきましょう。 各校バラバラで、家族写真の場合もあるので、募集要項をよく読むこと。写真の裏には名前を忘れずに。 先生の願書作成アドバイス ご両親でよく話し合うことから始めましょう。 願書は早めに入手してください。書き損じた場合に備え、2部以上購入しておくとよいでしょう。入手したらまずコピーをとりますが、家庭用のコピー機の場合は、願書を傷つけないよう充分に気をつけてください。下書きは何度も推敲を行ってください。推敲を重ねることで文章が磨かれていきます。清書もまず鉛筆で書いてみるのがよいでしょう。このとき、跡が残らないよう注意してください。書く前には注意書きをよく読むこと、また、提出前には記入漏れや間違いを複数の目で確認することも大事です。願書はご家庭をアピールする絶好の機会です。志望動機や家庭の教育方針などは、面接にも連動してきますので、書く前にご夫婦でよく話知ってください。子どもの長所はしっかりとアピールし、短所を書く場合も「わがまま」「幼い」といったイメージのあまりよくない言葉は避け、フォローする姿勢を忘れず前向きに書いていきましょう。志望校の教育方針、教育環境、進学システム、教育内容などを取り上げる際も、ご両親がしっかりと理解することから始めましょう。その上で、ご家庭の考えと一致点が多いことをアピールしていってください、これらの記入欄は自分の言葉で簡潔に、具体的であることを心掛けましょう。願書は面接と違い、一発勝負ではありません。下書きを終えた段階で、伸芽会各教室の担当教師に見てもらうことをおすすめします。
面接日前日 受験当日までの過ごし方Q&A
Q受験直前はどのような学習方法がいいのでしょうか? Aこの時期に苦手箇所をひたすらやらせるお母様も多くいますが、どんな優秀な子でも苦手はあるもの。できる問題を多くして、子どもに自信をつけさせる方がよいでしょう。ただ、問題に慣れすぎるあまり、指示を最後まで聞かずに、思い込みだけで解くようになってしまうケースがあります。そうならないために、たとえば、これまで赤一色でかいていた解答の印を、○は赤、△は青、□は緑でかくなど、条件を増やして、問題を最後まで聞く練習をさせましょう。複雑な問題ほど、最後まで指示をしっかり聞いているかどうかで、正誤の差がつくことがあります。また、この時期はペーパーばかりに集中する傾向があるので、注意が必要です。子どもを飽きさせないためにも、長時間同じことばかりを続けるのではなく、学習時間を短く区切ってできるだけいろんなテーマに取り組むよう心がけてください。Q受験直前は子どもを叱らない方がいいのですか?Aこの時期はどうしても子どもに対してナーバスになってしまいます。しかし、子どもの成長にとって必要だと判断した場合には、しっかりと叱って上げてください。たとえば、服をたたむ練習をすると決めた時間になってもぐずる、といった場面では、きちんと叱ることが必要です。決めたルールを守るということは、大人になっていく上でも必要なことなのです。ただし、叱る際には、「何で守れないの」と問い詰めるのではなく、「決めたことは守れるはずよね」と、子どもを信頼してあげるような言い方を心がけましょう。 Q体調管理で気をつけておくべきことは? A試験当日、ベストコンディションで臨むということが、受験で最も大事なことです。特に試験がある10.11月は季節の変わり目ですので、注意が必要です。ただ、年長児の場合は過保護になりすぎないことも重要です。子どもがちょっとでも疲れた顔を見せると、すぐに「今日はもうやめておこう」と考えてしまうお母様もいますが、それではすぐにあきらめるクセがついてしまうこともあります。体力をつけるためにも、時には多少無理をさせることも必要です。日ごろから子どもの言動や顔色を見極め、「我慢させる」「休ませる」の判断基準をつくっておくのがよいでしょう。2.3歳児はまだコンディションを自分で調整することができないので、起床から就寝までのしっかりとした生活リズムを、試験に合わせて確立しておくことが大事になります。 いまだからいえる先輩お母様たちの体験談 事前準備編 成功! ○「風邪かな?」と気になったときには、すぐにかかりつけのお医者さんで診てもらうようにしていました。大げさかなとは思いつつも、病院に行くことで、やきもきせず、落ち着きを取り戻すことができました。 ○趣味はフラワーアレンジメントですが、受験期でも毎週欠かしませんでした。母親のストレス発散の場をつくることも大事だと思いますよ。 ○イライラが募り、つい子どもを強く叱ってしまいました。これは「まずい」と先生に相談すると、「ささいなことでも抱きしめてほめる」ようにといわれたので、その通り実行しました。おかげで子どもも元気を取り戻し、考査も伸び伸びと受けてくれました。 失敗… ○願書を期限ギリギリに送ったため、コピーを取り忘れてしまいました。自分で何を書いたかを忘れてしまい、面接のときに自信がなく、困ってしまいました。
当日の服装
服装は常識的なものであればかまいませんが、面接とはいわば「初対面の目上の人とお話しする」ことです。第一印象が大切になりますので、装飾品を含め、華美になりすぎないよう気をつけましょう。 お父さんは紺系の落ち着いたスーツが基本。普段、スーツを着なれていない方は注意。白い靴下は合いません。 お母さんはスーツかワンピースが一般的。華美にならないようにしましょう。 シンプルでさわやかなものがよいでしょう。男の子はスーツ、女の子はスーツかワンピースが基本です。 当日の持ち物 学校ごとに持ち物を揃えるのではなく、どんな状況でも対応できる「受験セット」をあらかじめ持ち歩いていた方が、安心感があります。また、温かい飲み物や甘い物など、リラックスできるものも持っていくのもおすすめです。 当日の持ち物リストチェックシート □受験票 これがないと受験できません □学校の指示があるもの 募集要項を繰り返しみておきましょう □ハンカチ・ティッシュ 基本的なエチケットです □着替え(靴下・下着など) 雨天やおもらしなど、イザというときに □ビニール袋 濡れたものを入れたりと何かと重宝します □雨具 傘を入れるビニール袋もあれば □飲みもの 温かいものは緊張をほぐしてくれます □チョコレートなどのお菓子 甘いものを食べると落ち着きます □ばんそうこう はきなれない靴で靴ずれすることも □折り紙・あやとり 待ち時間が長いときのために □願書などのコピー 何度も読み直して確認を □うわばき スリッパが用意されていないときのため □安全ピン・裁縫セット ボタンがはずれるケースもあります □ メモ帳・筆記用具 掲示や校内放送などは必ずメモ 本番 考査本番Q&A Q会場で困ったりすることはありますか? Aスリッパがない場合がありますので、念のため上履きは持っていくとよいでしょう。また会場のトイレはコムことが多いので、下見の際に駅や公園、コンビニなど、学校周辺のトイレの位置も確認しておくと、いざというとき、余計なことでやきもきしなくてすみます。また、学校までの所要時間は曜日や時間帯によって異なりますので、下見はできるだけ本番と同じ時間に行うのがよいでしょう。 Q受付には、何分前に着いているのがよいでしょう? A一概にはいえませんが、理由があっても遅刻は認められませんので、電車が遅れた場合なども考え、余裕を持って家を出るのがよいでしょう。およそ15~20分前というのが一般的のようです。あまりにも早く会場についてしまうと、子どもが飽きてしまい、考査に臨むモチベーションが下がってしまうこともあります。普段からお子さんがどれだけ待てるのか見極めておいたほうがよいでしょう。なお、募集要項や学校からの案内は事前に見直しておいてください。当日になって、他の学校と試験時間を勘違いしていたということもあるので、くれぐれも気をつけましょう。 Q試験の待ち時間はかなりあるのですか? A学校によって違いますが、かなり待つ場合もあります。遊び道具などが用意されていないケースも多いので、飽きないように子どもの好きな本や折り紙、あやとりを用意していく心遣いが必要です。控え室での態度や行動も気をつけてください。はしゃぎ始めたよその子につられて、自分の子どもまで動きまわったりする例も少なくありません。「静かにしなさい」とその場で注意するのではなく、あらかじめ子どもが心身ともに落ち着ける状態やその方法を見つけておくのがポイントです。 Q面接での立ち居振る舞いについて教えてください。A面接には「多忙な先生方がわざわざ自分たちのために時間をさいてくれている」という感謝の気持ちを持って臨みたいところです。マニュアルに書いてあることよりも、まず面接官への感謝や謙虚さを忘れないようにしましょう。それさえ意識できていれば、ノックから、着席、発言、回答、言葉遣い、退席までの立ち居振る舞いは自然と決まるはずです。伸芽会では、親子面接・保護者面接についても対策を行っています。立ち居振る舞いだけでなく、話し方や表情なども経験豊富な教師がチェックしますので、お気軽にご相談ください。 いまだからいえる先輩お母様たちの体験談 受験当日編 成功! ○試験当日も朝から普段どおりに過ごしたおかげで、息子も特別意識することなく、考査に臨めました。ただ、朝食のメニューだけは面接で聞かれることも多いので、さりげなく子どもの好物を揃え、印象に残るようにしておきました。 ○親子面接では特別なことはせず、おりのままの親子像を伝えようと思っていました。実際のところ、立派な回答で自分を飾り立てても、面接官にはひと目で見抜かれてしまいます。開き直ったことがかえってよい結果に繋がりました。 ○考査の後、子どもの結果が気になってしょうがなかったのですが、問い詰めてしまっては、次の考査のとき、子どものモチベーションが下がってしまうと思い、我慢しました。意識的に「頑張ったわね」と笑顔でねぎらってあげたことで、次の考査もうまく臨むことができました。 失敗… ○面接のとき、極度の緊張から黙り込んでしまい、場の雰囲気がすっかり悪くなってしまいました。いま思えば「すみません。緊張していまして…」くらいいっておけばよかったと後悔しています。