受験に関する皆様からのお悩みに、伸芽会のベテラン教師がお答えします。
Q 机と椅子を並べて『学ぶ』という環境がはじめてなので、馴染むことができるのか不安です。伸芽会のお教室ではどのように学んでいるのでしょうか。(年中・女の子のお母様より)
どんなお子様でも、慣れない環境では緊張もしますし、心は不安でいっぱいです。そのような状況で、椅子に座って長時間いられるのだろうかとお母様が心配するのもご無理はありません。伸芽会では、メインの担当教師の他、複数のサブ教師がついて授業を行います。サブ教師の役目は、一人ひとりの生徒に適切な言葉がけをし、授業への興味を喚起すること。複数の教師が一人ひとりのケアをしますので、どんなお子様でも次第に集団授業に慣れていきます。特に馴染めないお子様がいる授業ではペーパ―学習からではなく、ゲームや遊びを取り入れて、学ぶ環境に慣れさせることから始めます。年中の授業では、今年から新たに動作性ワークと呼ばれるカリキュラムを導入しました。机上だけの活動ではなく、具体物を使った体験を伴った授業です。「たのしい!おもしろい!」という気持ちを、自ら意欲的に学ぶ姿勢に繋げていきます。そして慣れてきたことろで席につかせ、プリントに取り組む姿勢を習得させていくのです。それでも授業に集中できくなると姿勢をくずすお子様もでてきます。その場合は、繰り返し指導することが必要です。ただし、直接叱るのではなく、「○○さんはすごいね、きちんと座れて背中に棒が入っているみたいだね」と、まわりのお子様をほめることで、自分自信で気づかせ、お友達から学びとる意識を促します。お子様を送り出すお母様に心がけていただきたいのは、言葉のかけ方です。「がんばるのよ、ちゃんと座るのよ」と励ますことは逆にプレッシャーになることがほとんどです。どんなお子様でも慣れるまでは教室に入るのが不安ですから、「今日はどんなことをするのかな?楽しんでらっしゃい」と前向きに送り出してあげましょう。お母様のちょっとした言葉がけがお子様の意欲を引き出します。家庭学習でもお子様をほめて伸ばす姿勢を基本にしてほしいと思います。プリント学習の際には、1日○枚○分と決め、決まった時間に机に向かう習慣付けをしましょう。そうすることで、授業への適応力や集中力も備わっていきます。あせらず、じっくり取り組んでいきましょう。