受験に関する皆様からのお悩みに、伸芽会のベテラン教師がお答えします。
Q プレッシャーや緊張を必要以上に感じてしまうのか、入室時間になると涙を流すことがあります。(4歳・女の子のお母様)
A お子様が入室前に涙を流してしまう場合、①入会してすぐ②教室に慣れてきたころ③入試直前、の3つの時期が考えられます。①では、お母様から離れてよく知らない場所へいくことに不安を感じているケース、②では「お友だちと比べてうまくできなかったらどうしよう……」と心配しているケース、③では「上手にできないかも」とプレッシャーを感じているケースです。どのケースにも共通しているのは〝不安を感じている〟ということですが、先のことを案じて泣いてしまうお子様の多くは、ご両親が必要以上に心配している場合が多いように思います。わからないこと、未体験のことを不安に思うのは当たり前です。伸芽会の先生は、泣いているお子様がいても、泣いていることを気にしないそぶりで「一緒にいきましょう」と声をかけたり、「やりたくない」といえば「やらなくていいから見ていてね」と伝えたりして、まずはお子様に安心してもらいます。そして授業で興味を刺激するような体験を重ね、「楽しい」「やりたい」という欲求を大きくしていくのです。では、ご家庭ではどのように接するとよいのでしょう。まずは、お母様が「この子はできないんじゃないか」「受験はうまくいかないんじゃないか」など神経質になったり、不安になったりしないことです。伸芽会では、入会時に「育児日記をつけてください」とお願いすることが多いのですが、不安に感じたときは、ぜひ日記を読み返してみてください。ほかのお子様と比べるのではなく、入会時のときの本人と比べて、どれだけ多くのことができるようになったでしょうか。必ず、我が子の大きな成長を感じられると思います。そしてお父様は、ぜひお母様のがんばりを認め、大きな心で支えてあげてください。あるお父様は「不安なのよ……」とお母様が訴えると、「それじゃあ、伸芽会の先生の顔を見にいってごらん」とおっしゃったそうです。伸芽会の先生に相談すれば、不安は解消される―。そう思っていただけるような信頼関係をご家庭と築けるように、わたしたちも全力でサポートしてまいります。