創立1956年 名門小学校受験・幼稚園受験のパイオニア伸芽会
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しんがかい通信 VOL.24|特集 名門校合格のために夏までにやるべきこと(4)

202148平成24年度入試まであと半年を切りました。年長児のお子様がいるご家庭にとっては、直前対策や総仕上げが始まる夏までに、基礎力を固めて応用力や実践力につなげていきたい時期です。ここでは、名門小学校の入試で求められる「知的能力」「身体能力」「社会性」「生活習慣」の7分野において、夏までにやっておきたいことを年齢別にご紹介します。ご家庭と伸芽会が手をとり合ってお子様を導き、夏以降の大きな「伸び」につなげていきましょう。

名門校で求められる生活習慣とは?

どの年齢にも共通している生活習慣とは、「挨拶や返事ができる」ことと、着替えや後片付けなど「身のまわりのことが自分でできる」ということです。とはいえ、何でも上手にできなければいけないということではありません。たとえうまくいかなくても、がんばろうとする姿勢や取り組み方が評価されます。そもそも生活習慣とは、一朝一夕にはできず、日々の積み重ねで身についていくものです。ご両親は「時間がないから」と一つひとつの作業を省略せずに、できなかったことに関してはヒントを与えたり、もう一度チャレンジさせたりして、「見ていてあげるから大丈夫」というメッセージを送ってあげてください。   
夏までにやるべきこと 生活習慣編  1~3歳児  
「こんにちは」などの挨拶ができるか、名前を呼ばれたときにお返事できるかなど、まわりの人にしっかりと反応することが大切な時期です。また、きれいにたためなくても服の着脱ができる、くつの脱ぎ履きができるなど、生活のなかで、お子様がひとりでできることを増やしていきましょう。手作業をする際には、はさみで切った後やシールを貼った後に出るゴミをきちんとゴミ箱に入れられる、使った道具を道具箱などにしまえるといった後片づけも覚えていくとよいでしょう。  
年中児  
言われなくても自発的に身のまわりのことを行う意識をつけていく年齢です。脱いだ服をきちんとたたむ、正しい箸のもち方でものをしっかりつまむといった、細やかな作業にも少しずつ気を配って見ていくとよいでしょう。作業をする際には、後片付けだででなく、お子様に何が必要かを考えさせて自分で道具を用意させましょう。また、はさみの渡し方が正しくできているか、何かしてもらった際に「ありがとう」という感謝の言葉がすっと出てくるかなど、他人への配慮ができているかも確認しましょう。  
年長児  
課題によっては「正座」でさまざまな作業を行う学校もあります。ご家庭では、正座や正しい姿勢で着替えやお食事ができることに加え、おしぼりを使ったら汚れた面を折りたたんで返すなど、上品な起きないにつながる細かな点まで確認してみましょう。また、家族が共同で使っているものの扱い方を教え、次に使う人のことを考えて行動できているかなども確認してみましょう。たとえ上手にできなくても、すぐには手助けせず、困ったことにも何とか対処しようとする姿勢をじっくりとはぐくんでいってください。   
伸芽会の授業では生活習慣、ゴザに上がったら靴を揃え、正座の姿勢を崩さずにスモックの着脱をして風呂敷で包むというお行儀と生活習慣の授業です。手元に集中しすぎると、足が崩れるなど姿勢が悪くなりがちです。また、風呂敷で包んで結んだことがないお子様は、洋服が折れ曲がるほど力を込めてしまうこともあります。一つひとつの所作を丁寧に、そしてちょうどよい加減で行うこの課題で、細やかな気配りや品性、手先の巧緻性を学んでいきます。

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