受験に関する皆様からのお悩みに、伸芽会のベテラン教師がお答えします。
Q 受験までの1年半。そのようにモチベーションを継続させればよいのでしょう。(年中・女の子のお母様より)
A お子さんに「学ぶことって楽しいんだ」との思いを持たせ、「もっと学びたい」という気持ちを高めてあげることが、長期間モチベーションを保つ大きなポイントとなります。
例えば、園までの行き帰りがバスだったのを、あえて徒歩に変えてみるのもよいでしょう。道端や公園に咲く花や茂る草の色・形、虫やその日の空気の匂いなどについて一緒に体感し、「これはどんな匂いがするのかな?」「何色のお花かな?」などと、日常の環境に気づくような声かけをしてみてください。親子で一緒に楽しく五感を刺激する体験を増やすことで、お子さんの好奇心は旺盛になり、学習意欲もアップしていきます。
失敗続きのお子さんの場合は、「どうしてできないの!」と叱るのではなく、親も一緒に失敗の解決に取り組んでみましょう。
もし、ひも結びが上手にできないのであれば、ゲームのようにして一緒に競ってみるなど、何度も繰り返し行うこと楽しさを感じられるような工夫をしましょう。
例えば、「がんばりカード」をお子さんと一緒に作成し、朝決めた目標がクリアできたら、ごほうびとしてそのカードにシールを貼るのです。そういった取り組みで、達成感を作り出し、先の意欲へとつなげることも有効です。
また、親が、できるようになったことに目を向けた「成長日記」をつけるのもよいでしょう。日記の中から次のステップにつながる課題を見つけ出せるよう、客観的にお子さんを見ることも必要です。