小学校入試はもちろんのこと、入学後の教科学習の土台となる「国語力」。「国語力」とはいったいどんな力なのか、どうすれば伸ばすことができるのか。年齢によって自然に身につく力ととらえられていますが、ポイントを押さえることで、飛躍的に伸ばすことができます。今回の特集では伸芽会のノウハウを紹介します。 先生 伸芽会でいう「国語力」とは、「聞く力・話す力・書く力」と、それらを司る「考える力」を、トータルに指しています。具体的には、正しく話を聞いて、正しくその内容を理解し、それを正しく表現することです。入学考査に用いられるさまざまな課題は、この「国語力」がベースになっていると言えます。伸芽会では、小学校2年生程度の国語力を目標にしています。
3歳児までの「国語力」作戦
この時期はひたすら語彙を増やしていますので、お子さんが何か話してきたら、面倒がらずに聞いてあげてください。また、家の中でも外出したときでも、常にお子さんの様子から目を離さず、話すきっかけをとらえて言葉をかけてあげましょう。よくベビーカーに子どもを置いたまま、携帯メールをしているお母さんの姿を見かけますが、よほど緊急の用件があるとき以外はおすすめできません。そして、食事の際にはテレビを消すことも大事です。テレビがついていると、そちらに気をとられ、食べているものの味がわからなくなったり、自分たちの会話ができなくなったりします。そうして、「あれ」「これ」という指示語を使うのをやめて、いろいろな物の名前をきちんと発音してあげましょう。