未来のためにどんな習い事をさせますか?
急速に脳が発達する乳幼児の時期に、子どもの個性や能力を伸ばす習い事をさせたいと考えるのは、親として当然の願い。
でも、数ある習い事のなかから何を選べばよいのか悩まれているお父様、お母様も多いことと思います。
今回の特集では、今注目の習い事を取り上げ、そのプラスの効果について詳しくご紹介していきます。
厚生労働省が2001年に生まれた子ども3万人を対象に、その年から毎年行っている「21世紀出生時縦断調査」によると、2歳6ヶ月の時の調査で人気の習い事は、「幼児教室」「英語」。5歳6ヶ月の時では、「音楽(ピアノなど)」「英語」「体操」「入学のための学習塾」などが人気ランキングに入り、年齢が高くなるに従い、受験対策の塾や学習塾に加え、最近は、理科離れが進む中で、科学的思考力を養う理科の実験教室や、遊びを通して論理的な思考力をつけられる囲碁やチェスなども人気。お子様の個性を見極め、習い事で個性・能力を開花させましょう。
習1 ENGLISH 英語 国際人としての基礎を作る
言葉を習得するときは、お母さんの言葉を繰り返し聞いて真似をしながら覚えていくもの。英語も同じで、ネイティブの英語をシャワーのように浴びながら、先生の真似をする<やりとり>が大切です。児童英検などにチャレンジするなど、明確な目標を立てていくことがステップアップにつながります。
こんなプラス効果が!
■ヒアリング力、正しい発音が身につく
英語に触れるのが早いほど身につくのが、ヒアリング力と正しい発音です。将来、国際人として世界で活躍する時に、大きな財産になります。
■相手の話を聞く力と理解力が育つ
母語ではない会話を通して、真剣に「相手の話を聞く力」「相手を理解する力」が育ちます。
■積極性が身につく
外国人と接することで、怖がらずに英語を話す力や異文化に興味を持つ積極性が養われます。
習2 SCIENCE サイエンス
知的好奇心を伸ばし、世界を広げる
小学校低学年の理科が生活科となってから、理科離れが叫ばれています。しかし本来、子どもは好奇心の固まりのはず。身近な「なぜ?」をテーマに、実験や観察を通して楽しみながら体験したことは記憶に残りやすい上、知的好奇心も伸ばし、世界を広げていくことにつながります。
こんなプラス効果が!
■科学的思考力をはぐくむ
「なぜ?」と思う好奇心を刺激し、その裏にある原理や法則を見つけ出していく力を育てます。
■論理的表現力をはぐくむ
実験結果を自分の絵や文章で振り返ったり、再現することで、論理的表現力が養われていきます。
■洞察力・問題解決能力が養える
実験を通して、結果を予想する洞察力、予想通りにいかなかった場合に原因を考え、問題を解決していく力が養えます。