看護師がお子様の健康を守るためのアドバイスをお届けします。
さまざまな感染症に要注意! 予防は家族みんなで行いましょう!
冬になると、低温・低温度を好むウィルスは感染力を強め、ノロウィルス、ロタウィルスなどの急性胃腸炎やインフルエンザが流行します。この時期は外気の乾燥に加え、夏に比べて水分を積極的に摂取しなくなるため、体内の水分量も少なくなりがちです。体内の乾燥で喉や鼻、気管支などの粘膜が乾いてしまうと、本来粘液でウィルスの進入を防いでいた粘膜が傷みやすくなり、ウィルス感染を起こしやすくなります。マスクで口元の湿度を保つのも効果的ですが、適度に喉を潤すために、冬でも意識的に水分補給を行いましょう。特に子どもは、汗をかく夏と違って自主的に水分を取らなくなるので、大人が気を配ってあげることがとても大切です。
ノロウィルスやロタウィルス、イインフルエンザの流行シーズンは一般的に12月から3月です。毎年猛威を振るうインフルエンザにかからないための予防方法は、①うがい・手洗いを習慣づける②室内の湿度を50~60%に保つ(ただし加湿のし過ぎは室内にカビを発生させてしまう可能性があるため気をつける)③人ごみを避ける④なるべくマスクの着用を心がける⑤十分な睡眠をとる、などです。ウィルス性感染症は身近な人から感染しやすいため、予防は家族みんなで行いましょう。感染症にかかってしまったら薬を飲んだり、安静にしたりすることで少しずつ回復していきますが、重症化する恐れもあります。重症化の兆しが見られたら、すぐにかかりつけの医師に相談してください。
●伸芽‘Sクラブ各校では看護師がお子様の健康をきめ細かく管理しています。心配なことはお気軽にご相談ください。