創立1956年 名門小学校受験・幼稚園受験のパイオニア伸芽会
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しんがかい通信 mave 秋号 2015|特集2 こんなときどうする?子育ての「困った!」ケーススタディ(2)

食事の場は楽しい、イベントのような場でよい

CASE2 食事をしっかりとらない

gatag-00008502○食べるのを嫌がる
伸芽‘Sクラブの給食は、素材の味を大事にし、また塩分を取りすぎないよう配慮して、かなり薄味になっています。味が薄いと、最初は食べるのを嫌がるお子様もいます。

小さなお子様で、まだ味に慣れないうちは、「♪お口に入れて もぐもぐもぐ♪」と歌ってあげると、リズムに合わせて楽しい気持ちになって食べられます。「食事をするって楽しいな」と感じてもらえればベストです。
「じゃあ、一口だけ食べてみましょうか。一口食べたらおしまいね」というように、徐々に慣れさせていって、ほとんどのお子様は残さずに食べられるようになっています。

○食べ遊びをする
まだ食べることに関心のないお子様は、食事中に食器や食材で遊ぶことがあります。

1歳半ぐらいまでには自分でスプーンをもって、食べようとします。そのときに、スプーンでお皿を叩いたり、食べ物をテーブルの上に出して遊んだりするようなことがあれば、「あら、違うわよね」と声かけをして、とめるようにしています。でも一度言ってやむわけではないので、日々の繰り返しで根気よく続けます。

○好きなものばかり食べたがる
食べてもらいたいからと、好きなものばかり与えていると、嫌いなものが増えてしまいます。お子様の思うがままにさせておくのは、心の発達のうえでもあまりよくないことです。この問題は、幼稚園や小学校に行った時、集団生活で大きな支障にもなります。
伸芽‘Sクラブでは、集団の中での食事教育をしています。嫌いだったものをみんなと一緒に食べられた時の達成感は、とても効果的です。努力して嫌いなものを食べられるように、自分を乗り越えていく心の作用が、食事をきっかけとして生まれるからです。

野菜の苦手なお子様がいれば、隣にいる子は「○○ちゃん、ほうれんそう食べられたのね、すごいわね」と、努めて声をかけます。すると野菜の苦手なお子様は、頑張ればほめてもらえると思って、「ぼくも食べられるよー!」と、一生懸命食べようとしてくれます。それもイヤイヤではんく、もぐもぐとテンションが上がったまま。味に慣れれば、次からも食べられるようになります。「食べなさい」ではなく「食べられたらすごいね!」というポジティブな語りかけをしています。

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