春先のお悩みナンバーワン、花粉症。ご家族の協力が乗り切るポイントです。
新入園や入学・進級と、一年でもっとも心弾む季節である春ですが、この時季に激増する花粉症による各種症状は大人でもゆううつ。お子様にとっては非常につらいものです。上手に対策をしてストレスを少しでも減らしていきましょう。
昨今はテレビやインターネットなどでも花粉飛散の予報や情報が流れます。そんな時にお子様が、何となくむずむずと落ち着かない様子で目や顔、鼻先などに手をやっていたりするなら、まずは花粉症を疑いましょう。鼻水、くしゃみ、目のかゆみが明確に見られたら、日付とその日の天候や気温、そしてどんな症状が出てきたかを書き留めておきます。春のスギ花粉のほか、シーズンごとの記録はとても大事です。前年の同じ時期にも同様の症状があったのか、それとも季節の変わり目の体調変動による風邪なのか? 不調が長引くときにはハウスダスト・アレルギーの可能性も疑われますし、花粉症と併発している場合は長引き方も違ってきます。小さなお子様だけでなく、ご家族みなさんで症状の現れ方を記録しておけば、かかりつけの医療機関でメモを見せながら医師とお話ができ、採血等の検査やその後の診断の目安になることも多いようです。
特に目のかゆみの症状がでている時には、お子様がかきむしって角膜を傷つけたりすることのないよう、早めの受診をお勧めします。
●伸芽‘Sクラブ各校では看護師がお子様の健康をきめ細かく管理しています。心配なことはお気軽にご相談ください。
日常の少しの工夫で、花粉をシャットアウト
風邪のウイルス同様、花粉も「鼻」から体内に入ります。花粉に触れる状況を少なくすることが予防の大前提です。①外出の時は必ず帽子をかぶり、花粉が直接頭にかからないように②外遊びはなるべく花粉飛散の少ない午前中にする③外から帰ったらうがい・手洗い。目の症状を予防するために顔や目も洗う④服に付いた花粉は払い落とす―以上をご家族で日常の習慣にしましょう。ちなみに静電気の起きやすいポリエステル素材は花粉を吸着させます。ビニールコーティング素材や綿は静電気を通しません。症状のひどい時には服の素材にも注意してみましょう。