第3回 行動観察の基礎編 最近の小学校入試で重要視されているのが「行動観察」。集団での課題遊びなどを通して、他のお子さんとの関わりあいの様子や、状況を的確に判断できるかなど、お子様の潜在的な力が問われます。マニュアルでは対処できないこの考査について、今回は基礎からアドバイスします。
生活習慣が決め手!行動観察対策 5つのチェックポイント
□お子様は挨拶がしっかりとできますか?
行動観察で見られる中心点は、他者とのやりとり=「コミュニケーション力」です。その第一歩は挨拶。まずはご家族での挨拶をしっかり実行できるようにしていきましょう。
□早寝早起きに始まる、正しい生活リズムを作っていますか?
物事にねばり強く取り組む姿勢や態度などは一朝一夕で身につくものではありません。規則正しい生活リズムを作ることは、お子様の自律心を養う上でとても重要です。
□お子様に、積極的にお手伝いを頼んでいますか?
お手伝いはぜひ積極的にさせましょう。個別の作業を頼むだけでなく、「朝食のテーブルセッティングには何と何が必要かしら」などと全体状況が考えられるよう促していきましょう。
□ポジティブな言葉掛けをしていますか?
「あの子、元気でいいわね」「あの人の態度、素敵ね」など、お子様が自分もその真似をしたいなと素直に思えるよう、よいものを肯定的な言葉でたくさん示してあげましょう。
□先回りをせず、まずは自由にお子様を遊ばせていますか?
公園では「これはダメ、あれもダメ」と禁止ばかりせず、お子様自身の発想で自由に遊ばせましょう。いろいろな子と遊ぶお子様をお母様ご自身が行動観察できるチャンスです。