国語力の基礎は音読から
お子様はご家庭や幼稚園・保育園での絵本の読み聞かせに親しんでいるかと思います。そこで「今度は○○さんも一緒に声に出して読みましょう」と音読にチャレンジしてみましょう。物語などの音読に慣れると、話す力や聞く力、そして読む力はぐっと伸びていきます。お母様と一緒に音読することでひらがな・カタカナにも自然と馴染みますから、「『し』って書けるかな? 『も』はどんな字?」と、少しずつ書く練習を始めるのもよいきっかけになります。子どもにとって字が書ける喜びは大きく、文字への興味も増すでしょう。そこで「『止める』『はねる』『払う』で字はできているよ」など、書く際に気をつけることや丁寧さを促すことも大事です。
しりとりやクロスワードパズルを利用して言葉のきまりを覚えたり、カルタを作ったりして書く楽しみを味わうのも、基礎的な国語力を磨くことへの第一歩となります。
工作・絵日記などの創作体験を習慣に
受験期の絵画や制作の授業によって、お子様は「表現する楽しさ」に触れています。その感覚を入学するまでつなげる工夫をしてあげましょう。身の回りや自然の観察を促し、工作や絵日記など表現する体験を続けることで、1年生になったときにお友だちの前でスムーズに自分を表現できれば、より楽しく自信に満ちた学校生活をスタートできます。
生活面では、自分の準備は自分でする、毎日の決まった課題はやりとげることなどをサポートしてあげましょう。受験期に身につけた、最後まであきらめず夢中になって取り組む姿勢を、最良の形で次のステップアップにつなげていきたいものです。