先輩お母様の体験談 <入試直前期>
GOOD
一問一答の練習は、散歩中や入浴中などリラックスした雰囲気でやると、子どもの覚えもいいですよ。
GOOD
想定問題集を作り、夫婦で練習。じっくり話しあうきっかけになり、お互いの回答を理解することで、本番でも食い違わずスムーズに答えられました。
GOOD
親子面接では特別なことはせず、ありのままの親子像を伝えようと思っていました。実際のところ、立派な回答で自分を飾り立てても、面接官にはひと目で見抜かれてしまいます。開き直ったことがよい結果につながりました。
NG
極度の緊張から黙り込んでしまい、場の雰囲気がすっかり悪くなってしまいました。「すみません…緊張しておりまして…」くらい言っておけばと後悔しています。
NG
質問が主人に移り、一息ついてぼんやりしていたとき、「……今のご主人のお話についてどう思いますか?」と意見を求められ、何も答えられませんでした。自分が答える番でなくても、集中を!」
相談1 面接での立ち居振る舞いについて教えてください。
アドバイス
面接には「多忙な先生方がわざわざ自分たちのために時間をさいてくれている」という感謝の気持ちをもって臨みたいところです。マニュアルに書いてあることよりも、まず面接官への感謝や謙虚さを忘れないようにしましょう。それさえ意識できていれば、ノックから、着席、発言・回答、言葉づかい、退席までの立ち居振る舞いは自然と決まるはずです。
ここがポイント!
面接官への感謝や謙虚さを忘れずに!
相談2 子どもが質問に答えられないときにはどうすれば……?
アドバイス
ついご両親が代わりに答えてしまいがちですが、お子様自身で考え、答えることが大切です。正解を教えるのではなく、お子様を上手にフォローしてあげましょう。
ここがポイント!
動揺せずに的確なフォローを
相談3 主人は無口で、面接でうまく答えられるか心配です。
アドバイス
お父さまへの質問はご自身にお任せし、お母様が代わりに答えないようにしましょう。事前にご両親が受験についてよく話しあい、考えを一致させておくことが大切です。
ここがポイント!
事前に話しあい、考えの一致を
面接の心得10箇条 面接当日に、これだけは押さえておきたいポイントをまとめました。
第1条
志望理由や教育方針は事前によく話しあっておくこと。
第2条
願書や提出書類に記入した内容をしっかり確認しておくこと。
第3条
主要項目はできるだけ簡潔かつ明瞭に答えるようにすること。
第4条
フォローは大事だが、子どもが間違えたり、失敗したりしても答えは教えないこと。
第5条
入室、着席、面接時も絶えず子どもに気を配ってあげること。
第6条
無口な父親でも当人の質問が任せること。母親が代わらないこと。
第7条
丁寧語を子どもに無理に強要しない。子どもらしさが失われる。
第8条
大切なのは、「入りたい、入れたい」という熱意と、「すばらしい子で、家庭でもしっかり教育している」という子どものアピール。
第9条
緊張するのはあたり前。親の不安を子どもに伝染させないこと。
第10条
面接はチームプレー。家族みんながお互いを信じあうこと。
合格への鍵を握るのは、お母様。
お子様を信じて、余裕ある対応を。
お子様を信じること。これが究極の受験対策だと思います。たとえ成績には表われなくても、お子様は日々成長しています。どんな形であれ、ご両親の愛情をたっぷり受けて育ってきたお子様が、成長していかないはずはありません。お子様の成長を信じ、温かい抱擁と言葉をかけ、親子の信頼を深めて試験会場へ送り出しましょう。考査の合否は、お子様がこれまでに身につけてきた知識や能力をいかに本番で発揮できるかで決まります。お母様が揺るぎない信頼をもっていればお子様は安心して試験に臨め、身についた力を十二分に発揮することができるのです。お母様が「大丈夫かしら」と不安を感じていると、お子様はそれを敏感に感じ取ってしまいます。合格への最後の鍵を握っているのは、お母様。これまでの成長過程を思い出し、お子様を信じてあげましょう。