入試直前期の体調管理は、心と体の両方からケアを。
入試直前期は親子ともに疲れが出やすい時期です。ご家族の方は願書や面接の準備で忙しく、お子様は夏期講習が終わり、最後の追い込みでスケジュールがタイトになってきます。疲れがたまると免疫力が落ちて風邪を引きやすくなるので、まずは疲れをためないようにすることが大切。お子様は疲れてくると、ため息が増えたり集中力がなくなったり、「疲れた」「眠い」といった言葉で訴えてきたりします。お子様の疲れのサインを見逃さず、早めの受診をして充分な休息をとってください。体調管理の中でも風邪対策は、家族一丸となってとり組むことが大切です。
帰宅後の手洗い、外出時のマスクの着用、インフルエンザワクチンの接種は必ず家族全員で行い、家の中にウィルスを持ち込まないようにしましょう。
そして、体調管理に何より欠かせないのは、規則正しい生活リズムです。起床・就寝の時間と三度の食事の時間は、なるべくずらさないでほしいと思います。入試直前期はプレッシャーから寝つきが悪くなるお子様も増えてきますので、就寝前はリラックスした雰囲気作りを心がけ、絵本を読む、ホットドリンクを飲むといった入眠の儀式を用意しておくとよいですね。
お子様はご家族の緊張や不安を敏感に感じとります。大人以上に心のストレスが身体の不調に直結しますので、ご家族の方がまず心にゆとりを持ってほしいと思います。
●伸芽‘Sクラブ各校では看護師がお子様の健康をきめ細かく管理しています。心配なことはお気軽にご相談ください。
さっそく活用したいお役立ちコラム 10 体を温める料理でしっかり風邪予防
健康維持には食事の管理も重要です。旬の野菜をたっぷり入れた鍋料理は栄養満点で、働くお母様も助かる料理メニュー。ご家族で鍋を囲めば会話も弾み、心も体も温まります。また、はちみつを溶かしたお湯にオレンジの絞り汁を入れた「ホットオレンジ」もビタミンCが豊富で、風邪予防につながるでしょう。はちみつレモンほど酸っぱくないので、小さいお子様でも飲みやすいと思います。最近では市販の野菜ジュースの飲み過ぎによる高カロチン血症のお子様も見られます。必要な栄養素はなるべく食べ物から採るようにしてほしいですね。