都会を離れた自然の中でいきいきと活動するから、自立する力が身につきます。
「わぁ、ヌルヌルしてる!」「きもちいい~」
目の前でろくろが回っています。初めてろくろの中の粘土に触った子どもたちの驚いた声やうれしそうな声が響きます。秋の野外スクールで子どもたちは、焼き物で有名な茨城県の笠間に行きました。1人ずつろくろ体験をしたり、自分で形づくった作品を窯で焼いてもらったりします。
別の日の野外スクールでは、牛の乳搾りやバター作り、ブドウ狩りやジャム作りなども体験しました。「野外スクールで変わった、という声をよく聞きますね」と先生。「教室ではあまり話せない子が、いつもとは違う広々とした野外に行くと、いろいろなお友だちと会話したり、大きな声で返事ができたりするんです」
伸芽会の野外スクールは単なる「遊び」や「遠足」ではなく、創造力教育・体験力教育・自助力教育の場です。さらに春と夏の合宿を含めて集団行動が中心なので、ふだんの生活ではご両親まかせの子が、自分で身の回りのこともやろうという気持ちになります。これらの体験を通して「自立」を育てることが、合格につながる学習姿勢(集中し、自分でやり遂げる)に通じるのです。