一見簡単そうな内容にも早実初等部合格のノウハウが詰まっています
毎年多くの合格者を出している伸芽会の志望校別クラスは、入試に即した実践的な対策を行うのが特徴です。この日の「早稲田実業学校初等部クラス」では、ペーパーや絵画制作のほかに、リレー形式のゲームを行いました。バケツの中の水をさまざまな道具を使って空のペットボトルに移すゲームで、「ペットボトルを直接バケツに入れない」「お友達が使った道具は使えない」という約束を守りながら、先に2本移したチームが勝ちです。
この授業のベースには、多数の合格者から収集した入学情報と、そこから導き出される出題傾向や“学校が求める子ども像”を分析して作られたカリキュラムがあります。「早実が求めているのは自分で考え、行動することができる子どもです」と話す先生。「実際の考査では日々の生活を通して培われる自立心、つまり“身の回りのことを自分でやる力”が見られています」
授業の内容は一見簡単そうなお手伝いですが、効率よく水を入れるにはどの道具を使えばよいかということを、自分で考え行動する力が求められます。
こうした経験の積み重ねが自信となり、本番の試験でも実力が発揮され、合格につながるのです。