机上では学べない「科学的思考力」や「論理的表現力」をはぐくみます
伸芽‘Sクラブが主催する体験イベントのひとつが、科学実験教室。この日は「7色にかわるふしぎの水実験」と題し、酸性とアルカリ性について学びました。
まずは紫キャベツの煮汁に、レモン汁を一滴ぽとり。その瞬間、紫色の液体は酸性に傾いてピンク色に、さらに数的加えて酸性度を増すと美しい赤色へと変化しました。今度はこの赤い液体にアルカリ性の重曹を加えてみると―、ピンク、紫へと逆戻り。さらに重曹の量を増やすと、紫から青、緑、黄緑、黄色へと鮮やかに進化していきました。「へえ!」「すごい!」「きれい!!」。驚きの声を上げる子どもたちに、講師を務める先生もにっこり。
「科学とは身のまわりの“不思議”を解き明かす学問です。身近な題材を使って目の前で観察・体験できる実験こそ、科学を理解するのに最適な方法です。楽しく得た知識は頭に入りやすく、記憶の残り方が格段に違うんです」。実験は原理や法則を見つけ出そうとする『科学的思考力』を育みます。
酸性・アルカリ性を判別する実験では、初めは恐る恐る始めた子どもたちがレモン汁や重曹を舌にのせて「すっぱい!」「こっちは苦い!」と、どの子も無我夢中に。
最後はこの日学んだことを、自分だけの『サイエンス新聞』にまとめます。目を輝かせて色彩豊かな新聞を作る子どもたち。観察・体験した結果を絵や文章にして振り返り学習をすることで、本物の知識となっていきます。