スナップボタンやボルトとナットを素早く合わせる。 女子系小学校で求められる根気と巧緻性を養います。
「合うものどうしを見つけてください」
大きさの違う4種類のボルトとナット、3種類のスナップボタン。
先生の掛け声とともに子どもたちは、ばらばらになった7つのペアを探し出し、組み合わせていきます。
どうすれば素早くナットをボルトの一番奥まで持っていけるか、子どもたちは試行錯誤しながら取り組みます。
雙葉小学校入試でも出題されている、手先の巧緻性を見る取り組みです。
「最初は落とさないように指で握って回したら遅くなっちゃった」
「指1本でクルクル回せば、あっという間に入るよ」
「いつも自分で着替えているから、スナップボタンはすぐにはずせたよ」
終えたものとそうでないものを皿の中で整理する工夫や、中断せずに一気に行う集中力などがついていきます。
特に女子系小学校入試では、お箸の持ち方から、リボンの結び方、折りたたみ傘のたたみ方など、躾の行き届いた行動と生活力が求められます。
日常生活の何気ない行動を気づきにつなげる授業を行うことで、自ら考える力と、緻密な取り組みができるスキルを身につけます。