仲間と協力して形を作る線つなぎの課題で、 構成力や思考力、社会性を高めます。
「みんなで力を合わせて、お手本と同じ形を3つ並べましょう」
子どもたちは、目の前にある曲線や直線、L字が描かれた四角いカードを組み合わせて、線をつなげていきます。
お手本がどのような形の線で構成されているのか、どのカードをつなげたらお手本の形になるのかを推理するだけではなく、お友だちとの協力も欠かせません。
黙々と一人で作業している子がいたら「まわりのお友だちの意見も聞いてごらん」と先生が声をかけ、なかなか作業に入れない子や様子ばかり見ている子がいたら、「自分のやってみたいことを言ってごらん」と背中を押します。
「まるい線のカードの横は、何のカードだと思う?」
「ぼく、できたカードをきれいに並べていくね」
意見を出し合いながら、同じゴールに向かっていく子どもたち。
お手本と同じ形を繰り返し作っていく課題で、構成力や思考力を高めながら、他者とのかかわりから学ぶ「自助力教育」によって、自ら考える力を身につけていきます。