着る、脱ぐ、たたむなど何気ない生活の一場面にも 細かな気配りや巧緻性が求められます。
ゴザの上には、スモックと風呂敷が置いてあります。
「スモックを脱いだら元通りにたたんで、風呂敷で包みましょう」
真剣な表情で、一つひとつの所作を丁寧に行う子どもたち。
学習院初等科や早稲田実業初等部、田園調布雙葉小学校などでよく出題されている、お行儀や生活習慣の課題では、衣服の着脱や箸使いのほか、正座する、包む、結ぶといったこの年齢の幼児が身につけているべき生活習慣を確認しています。
ゴザに上がったら靴を揃える、正座の姿勢を崩さずに着脱する、脱いだら折り目に合わせてスモックをたたむなど、お行儀だけでなく手先の巧緻性も求められます。
「スモックから襟を出しましょうね」
「風呂敷を強く引っ張ると、服の形が崩れますよ」
先生の声かけで、きめ細かなところまで気を配れるようになります。
ご家庭で日常的に身についていく生活習慣を土台に、伸芽会で細かなお行儀の所作などを学ぶことできらりと光るお子様の品性をはぐくんでいくのです。