長文の物語を聞く「話の聞き取り」では、想像力や表現力を育てていきます。
有名小学校の考査で出題されることの多い「話の聞き取り(話の記憶)」。
伸芽会の授業でも、子どもたちは5~6分ほどの長い物語に耳を傾け、先生の質問やペーパーに答えたり、感じたことを制作や絵画で表現したりしています。
「話の聞き取り」で大切なのは、動物が何匹出てきたか、男の子の帽子は何色だったかなど、物語の内容を正確に覚えられる記憶力ではありません。
「このお話って、どんな内容だったのかな?」
―長文を理解し、内容をまとめることができるでしょうか。
「続きはどうなると思う?」
―物語を自分に置き換えて、その先のストーリーを想像できるでしょうか。
「一番印象に残ったところを絵にしましょう」
―自分のなかのイメージをかたちに表わせるでしょうか。
背すじを伸ばし、いきいきとした瞳で物語に聞き入る子どもたち。
好奇心をもって、聞き取りの体験を重ねるなかで、豊かな想像力や表現力がはぐくまれていきます。