論理的に考え、推理が当たる。 成功体験が子どもの意欲をさらに引き出します。
左から大きい順に並べられた5つの家。
「この中には動物さんたちが住んでいます。どんな動物さんが住んでいるんでしょうね?」
先生の問いかけに、
「ゾウ!」「ネズミ!」「キツネ!」
と、思い思いの動物を挙げる子どもたち。
「あら? 中ぐらいのお家にはゾウはちょうどいいかしら?ネズミだと、ちょっと大きすぎない?」
最初は好きな動物を挙げていた子どもたちも、先生の言葉で、家の大きさや形、模様などを観察し、推理するようになります。
「いちばん小さいから、ネズミじゃない?」
「黄色と黒の縞模様だから、トラだよ」
「だれが住んでいるんでしょうね? では、ノックしてみましょう」
実際に扉を開け、自分の答えが当たっていることがわかると、子どもたちは、正しく推理できたことを実感します。
そして、次の動物を当てようと、いっそう観察力を研ぎ澄ますのです。
小さな成功の積み重ねが、推理力、観察力を確実に伸ばしていきます。