大きな声で、はっきりと、正しい日本語を話すこと。 子どもの「話す力」と「意欲」を引き出します。
「あっちの水は苦い水 のんだらぎぎぎ 怒り出す」
先生が読み上げる詩の一節を声の調子を落とし、ゆっくりと復唱する子どもたち。
「こっちの水は甘い水 のんだら ららら 歌い出す」
今度はトーンもテンポも上げ、明るく元気に声を揃えます。
お腹から大きな声が出るようになったら、アナウンサーに変身して、みんなの前でニュースを伝えます。
「朝の天気予報です。山は、晴れでしょう」
今回の授業のテーマは、言語表現。
口を大きく開いて発声できているでしょうか。
一字一句間違えずに、はっきりと発音できているでしょうか。
表情があり、感情のこもった声を出せているでしょうか。
そして、お友達の話を落ち着いて聞けるでしょうか。
復唱は、恥じらいを取りのぞくだけではなく、表情力をつけ、語彙を増やします。
また、聞く態度を育むことが、発表意欲につながります。
声を出すこと、発言することに自信をもつことで、豊かなコミュニケーション力を身につけていくのです。