そこはひとつの「社会」。 学ぶものはたくさんあります。
「カラーコーンを使って、自由に遊んでください。遊びかたや、遊ぶときのルールは、みんなで決めましょう」
この指示を受けて、子どもたちは様々な反応を見せます。
他の子と意見が対立しムキになる子―。
言いたいことが言えず、ただモジモジする子―。
これは、子どもたちに自由に遊ばせる授業のひとこま。
みんなで話し合い、一つのことを決めさせる過程で、社会性・協調性を育み、自己表現する意欲を養います。
教師の適切な言葉がけで、ムキになっていた子も矛を収め、意見の相違を乗り越え、解決策を見つける方法。
自分の言葉を表現し、それが受け入れられる喜び。
小さな「社会」ですが、そこから得られるものは大きいのです。